お友達からテニスに誘われました。スポーツは久しぶりなので、少し心配です…
久しぶりに激しい運動をする際には、いくつかの注意が必要です!大きな故障に繋がる恐れもありますので、しっかり準備してから体を動かしましょう!
久しぶりのスポーツ、ハイキング…の前に、ちょっと待ってください。久しぶりの運動は体を痛めたりすることにも繋がってしまうかもしれません。
体を動かす前に、いくつか気をつけておきたい注意事項がありますのでチェックしておきましょう。
焦りはNG!年齢と共に低下する体の機能
40代を越えてからは、加齢によって体が衰えているため、いきなり運動をするとトラブルが発生しやすくなるといわれています。せっかくの行楽のはずが、怪我をしたり痛めたりするなどで台無しにならないよう、青年期と中高年の違いを理解しておきましょう。
40代を越え中高年になると、以下の機能が低下していきます。
- バランス能力
- 筋力
- 柔軟性
- 心肺機能
- 俊敏性
若い頃にスポーツの経験がある人は「きっと久しぶりの運動でも大丈夫」という思いがあるでしょう。
ですが、知らぬ間の筋力や俊敏性の低下、体重の増加といったギャップが大きく、無理をしてケガをしやすい傾向があります。
どんな人でも、久しぶりに体を動かす際には焦らず、慢心はNGということを心に留めておいてください。その方が、運動でもきっといい結果が出せるはずです!
歳を取ってからの体の変化についてよく分かりました!では、実際どんなことに気をつければいいのでしょうか?
それでは以下から、久しぶりの運動の前に気をつけておきたいポイントを3つお話していきます!
気をつけたいこと1,急な運動による怪我など
急な運動は、怪我などのトラブルにつながる恐れがある他、疾患をお持ちの方はもっと重篤な事態になってしまう恐れがあります。
いきなり激しい運動をすると低下した筋力の影響で腰痛や捻挫、筋肉痛などを起こしやすくなっています。また、血圧の急激な変動などのトラブルが起こり得る可能性もあります。
特に注意したいのが心筋梗塞や狭心症などの心疾患を患っている人です。急な運動で心臓に負担がかかり、突然死につながってしますケースがあります。
高血圧、糖尿病、脂質異常症などがある人は動脈硬化を発症しやすく、心疾患を引き起こす可能性があります。
いきなり激しく体を動かすような運動などは避け、しっかり準備運動をしたり、まずはウォーキングなど軽度な運動から始めてみるなど心掛けましょう。
気をつけたいこと2,体調や環境に対する準備
運動を始める前に、何よりも確認しておきたいのが自分の体調、それから>環境の状態です。
体に異常がある状態では、体を動かしても悪化したり、更なる異常を引き起こす要因になってしまいます。万全でない時は、無理をせず体調を整えることに専念しましょう。
確認しておきたい体の調子
・疲労はないか
・睡眠不足ではないか
・食事は抜いてないか、食べ過ぎてないか
・血圧に異常はないか
・体調不良ではないか
・体に痛みはないか
環境の状態は、いわゆる天候などです。暑い日であるならば帽子を被り、水分を持って出るなど、環境に対応した準備をしましょう。
また、運動中であっても適宜対応が必要です。汗を拭く、水分補給を行うなど、常に体調を第一に考えてください。
環境に適応するための準備
・気温や湿度、天候に合わせた服装を準備したか
・水分、塩分が補給できるものを持ったか
・事前、運動中にしっかり水分補給を行ったか
久しぶりの運動でなくても、これらは常に留意してから体を動かしましょう。気持ちのいい運動は、万全の準備からなるものです!
気をつけたいこと3,運動後のケアはしっかり
スポーツを頑張った後で気がかりなのがつらい筋肉痛。
手や指をで筋肉をもみほぐすマッサージは筋肉の血流を改善するともいわれ、筋肉痛対策にもなると言われています。強くもみすぎると筋肉にわずかな損傷が起こってしますので、痛みを感じるような負荷の強いマッサージはおすすめしません。
セルフマッサージを行う際は、自分が思っているよりも軽めに行いましょう。
また、しっかりとした水分摂取を行い、安静状態にして全身をゆっくり休ませることが大切です。
運動後はなるべく早めにアミノ酸を中心とした筋繊維の材料となる栄養素を摂取し、修復をうまくサポートしてあげるのがよいでしょう。
要注意!久しぶり、急な運動で避けたいこと
筋肉には速筋(瞬発的に大きな力を発揮する白い筋肉)と遅筋(長時間、力を維持する持久力にかかわる赤い筋肉)の2種類があります。そして、瞬発力を求められる動きに関わる速筋の方が、加齢とともに衰えやすいです。
従って、短距離走やテニス、バドミントン、ジャンプを必要とする球技など瞬発力が必要なスポーツは、加齢によって体が衰えてしまった中高年が久しぶりに行う運動としてはあまり向いていません。
前述したように、、まずはウォーキングなど軽度な運動から始めてみるなど心掛けましょう。体を動かす習慣に慣らす、ということが大切です。
テニスにいく前に、まずは少し前からウォーキングなどをしてみることにします!当日は体調などをしっかり考慮して、無理のない行動を心掛けます!
しっかりと準備をして、スポーツを楽しんでくださいね!
まとめ
いかがでしたか?久しぶりの運動は張り切ってしまいがちですが、大きな怪我や病気につながってしまう恐れもあります。まずは落ち着いて自分の状態を確認してみてください。万全の状態で、体を動かすことを楽しんでくださいね。
ルブリでは体を動かすことでの健康サポートなど、お一人お一人に合わせて丁寧にサポートさせていただいています!
一人では難しいという方、とりあえず相談だけでもという方、大歓迎です。まずはお気軽にお問い合わせくださいね!
引用/参照:
BIZ DRIVE「中高年が一念発起し、運動すると逆に危険!?」
日本経済新聞「30~40代も注意 運動不足の人の「いきなり運動」」
医療法人医徳会 真壁病院「中高年は注意したい! 急な運動によって起こるトラブル」
大正製薬 スポーツコラム